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愛知県産あおさのり製造販売

Aosa nori

愛知県産あおさのり製造販売

伝統養殖を生かし誕生した愛知県内初の「あおさのり」

伝統養殖を生かし誕生した愛知県内初の「あおさのり」

伝統養殖を生かし誕生した
愛知県内初の「あおさのり」誕生物語
~守られたヒトエグサの種場~

あおさのり(乾燥バラ干し加工)あおさのり(乾燥バラ干し加工)
粉砕あおさのり(小)粉砕あおさのり(小)
生冷凍あおさのり生冷凍あおさのり

愛知県田原市は、もともと青板海苔養殖が盛んな地域でした。原料となるヒトエグサは種場で種付けされ養殖されるため、この種場が必要不可欠なのです。ですが、近年の漁師の高齢化や青板海苔を作るための高額な機械の維持が困難となり、先人達が守ってきた種場と養殖技術が途絶えることになるという状況でした。そんな時に当時の渥美漁業協同故 朽名組合長の熱い要望を受け、漁師が採ってきたヒトエグサを弊社で買い、青板ではない全く違う製品開発をおこない、2010年に開発から2年の月日を経て愛知県産初となるあおさのりの販売開始となったのです。組合長の要望通り、漁師は養殖作業のみ、宮川産業が製品開発をするという全国でも珍しい2分体制を確立しています。2022年も尚、この事業形態は継続しており、漁師と宮川産業が協力し、年間の製造数量を伸ばしています。

アナアオサ同様にヒトエグサも鮮度を守るためには、水揚げから加工までのスピードが肝心です。宮川産業のあおさのり工場は漁場の目の前という好立地に建っています。採れたてのヒトエグサは5分ほどで製造工場に運ばれ、水揚げからわずか30分あまりで乾燥加工までおこなっています。

ヒトエグサ採取と漁法

ヒトエグサ採取法

パワーライトと呼ばれる漁具を使い、網に生えるヒトエグサを海水と一緒に吸いあげます。パワーライトはいわば、海の掃除機です。1名が採取し、もう1名が海に漂うゴミを避けたり、ヒトエグサをコンテナに入れたりしながら作業をおこないます。

ヒトエグサ採取法

水揚げ

コンテナ一杯にヒトエグサを積み、水揚げをする港へ運びます。弊社専務が漁期中は毎日、毎回の水揚げに立ち合いをします。そして、アナアオサ同様に港の水揚げに備え、すぐに加工に取り掛かれるように体制を整え、本社工場に運び込み、間髪を入れずに洗浄に取り掛かります。沖の漁場から港の近くにあるあおさのり工場までの距離の近さと充実の設備により、このスピードを実現しています。

ヒトエグサ水揚げ

あおさのり製造

製造開始

宮川産業の本社の近くにあおさのり工場を構えています。宮川産業の看板「アオサ粉」に対し2010年に誕生した「あおさのり」はその工程が異なるため、別工場ラインで作業がおこなわれます。「異物除去機」を使用し「0.18mm」のスリットをヒトエグサが通り、専用の加工機で一気に乾燥させます。乾燥後はバラ干し加工を維持するための作業をおこないます。乾燥後は冷却ファンで素早く温度を下げ、品質維持に努めています。熱や光、温度に大変弱いヒトエグサの色や栄養分と旨味を逃さず、あおさのり本来の風味を味わえる一品に仕上げています。

あおさのり製造

最後は人の「目」で確認

あおさのりがボリューム感の出るよう、エアーと共に混ぜ、バラバラにしていきます。乾燥時間は36度で4時間、吸気量と排気量を絶妙に整え、光沢のあるあおさのりを作ります。微細な異物には専用のピンセットと拡大鏡を使用、そして各ラインでは色分けしたライトの下で人の目と手で作業をおこないます。品証部では100gチェックがおこなわれ、色や異物等の官能検査を経て製品履歴に記載されます。

あおさのり製造 最後は人の目で確認

一年を通じた安定供給

徹底したトレーサビリティーの確率

完成したあおさのりは、ロットが印字され-25℃以下の低温冷凍出荷倉庫で保管されます。1ロットの追跡で水揚げ日、天候、海域やあおさのりの最大の売りである「色」の確認までが製品履歴により即座に確認出来るトレーサビリティーを確立しています。ヒトエグサ漁がおこなえるのは1月から4月までのわずか4ヶ月間。大切なお客様へ一年中安定供給出来るよう、宮川産業では30トンの製造能力を備えております。

徹底したトレーサビリティーの確率

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